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POCKET COLOR は、RAWや写真、SDR動画をフィルムのような色に仕上げるための、現像アプリです。
アカウント登録はありません。写真がどこかのサーバーへ送られることもありません。読み込みから書き出しまで、すべてiPhoneとiPadの中だけで完結します。
■ フィルムの粒子を、物理から作る
粒子は画像の上にノイズを重ねるのではなく、その場所にある色の濃淡を揺らします。フィルムの粒子は感光した銀塩結晶とそれが作る染料雲そのものなので、赤い面では赤が、青い面では青が揺れます。露光量に対する濃度の揺れが中間調で最大になり黒と白で消えるという乳剤の性質をそのまま実装しているので、ざらつきが不自然に浮きません。乳剤は微粒子・カラーネガ・増感・モノクロ銀塩・モノクロT型の5種類。結晶の大きさは画面の長辺を基準に決まるため、プレビューと書き出しで粗さが変わりません。
■ RAWは、センサーデータから
iPhoneのProRAWも、カメラのRAW(DNG・ARW・CR2 / CR3・NEF・RAF・ORF・RW2など)もそのまま開けます。端末のRAW現像器でセンサーデータから現像するので、仕上がったJPEGを触るのとは残っている情報の量が違います。白飛びぎわの階調がまだあるうちに露出を±4EV動かせ、「RAWのトーン」を下げればハイライトはさらに粘ります。JPEG・HEIC・PNG・TIFF・WebP・AVIFなど、端末が読める静止画はすべて開けます。
■ 7種の内蔵ルックと、自分のLUT
ORIGINAL / SOFT / SILVER / NOIR / AMBER / TEAL / FADE の7種を内蔵しています。いずれもアプリ内の計算で生成する独自のもので、ファイルのダウンロードは要りません。他で共有されている3D LUT(.cube)を読み込んで使うこともできます。LUTが期待する入力(sRGB / F-Log / F-Log2)と出力ガンマ(sRGB / Rec.709 / Gamma 2.4)を指定できるので、素材に合わせて正しく当てられます。
■ 光と色を、細かく
LUTの前にかかる露出±4EV、コントラスト、ハイライト、シャドウ、黒・白レベル、フェード、5点のトーンカーブ。色温度とティント、全体彩度に加えて、赤・黄・緑・シアン・青・マゼンタの6色別彩度。周辺減光とシャープネス。数値をタップすればその項目だけ初期値に戻ります。
■ 面の締まりと、肌の扱い
明瞭度は雲や壁のような広い面の締まりを、テクスチャは布地や産毛のような細かい起伏を、それぞれ別に強めたり弱めたりできます。写真では顔を検出して、肌だけをなめらかにする美肌も使えます。強さは0から自由に決められるので、塗ったような顔にならない範囲で止められます。顔の検出も処理もすべて端末内で行い、どこにも送りません。
■ 多重露光
別の写真を最大8枚まで重ねられます。スクリーン、比較明、加算、平均などの重ね方と重ねる強さを1枚ずつ決め、位置と大きさは指で合わせます。カメラの多重露光モードでは、撮った1枚目を画面に重ねたまま次を撮れ、「完成」で1枚の写真として保存します。
■ マスクで部分補正
空だけを暗く、人物だけを明るく、といった部分補正ができます。線形・円形のグラデーション、明るさの範囲、色の範囲、人物、被写体の6種類を最大8つ重ね、それぞれに露光量や色温度、明瞭度などを別々に当てられます。位置は写真の上で指で動かし、グラデーションの幅や大きさ、角度もハンドルで直接変えられます。人物と被写体の検出も端末内で行います。
■ 27種類の比率と、背景
スクエア、35mm、6×7判、大判、A判、HD、ビスタ、シネスコ、Xpan、スマホ全画面まで、縦横27種類の比率で切り抜けます。そのうえで背景を敷くと、切り抜いた画像を余白の中に置けます。背景の比率はクロップとは別に選べるので、1 : 1に切り抜いて4 : 5の背景に置く、比率を変えずに余白だけ足す、といった組み方ができます。背景は白を初期値に6色から。画像の位置と大きさは指でドラッグとピンチで決められます。
■ 保存した設定を、見比べて選ぶ
気に入った調整には名前を付けて保存できます。一覧は、今ひらいている画像にそれぞれの設定を当てたサムネイルで並びます。名前だけでは分からない違いが、その場で見比べられます。画像をひらいていないときはカラーチャートに当てた結果が表示されます。
■ 元の画素数で確かめる
プレビューをダブルタップするか、2本指で広げると全画面表示になります(2本指でつまむと戻ります)。写真は元の画素数で読み込み直すので、8倍まで拡大しても粒子の形やディテールをそのまま確認できます。長押しすれば調整前と見比べられます。全画面のまま左右にスワイプすると、LUTを前後に切り替えて見比べられます。動画は全画面のまま再生・一時停止でき、シークバーで好きな位置へ移れます。
■ 動画も、回しながら
SDR動画を読み込むと、その場でループ再生しながら色を動かせます。MP4・Rec.709・音声はそのまま保持します。
■ 動画は、タイムラインで組む
タイムラインの編集画面があります。プレイヘッドの位置で切る、クリップの端をつかんで伸縮させる、順番を入れ替える、素材を足す。ピンチで時間軸を拡大すれば、フレーム単位まで寄れます。つなぎ目ごとにカット・ディゾルブ・暗転・明転・ワイプを選び、長さも0.2〜2.0秒で決められます。つなぎ目では音もクロスフェードします。
■ 手持ちの揺れを、あとから抑える
動画には手ぶれ補正を掛けられます。中央を少し拡大し、その余白で揺れを打ち消す方式です。「ブレ軽減の割合」で細かな揺れだけ取るか三脚に近づけるかを、「補正に使う範囲」でどこまで大きな揺れを消すか(そのぶん拡大されます)を決められます。揺れは最初に一度だけ動画全体から解析し、進み具合と残りのおおよその時間を表示します。解析結果は端末内に残るので、同じ動画では待ちません。
話している動画には、ボタンひとつで字幕を付けられます。文字起こしはiPhoneの中だけで行い、音声を外部に送りません。できた字幕はあとから一つずつ直せて、よく間違う言葉はまとめて置き換えられます。言葉をタップすれば、そこで字幕を分けたり、「えー」などの言い間違いを動画からカットしたりできます。フォントはiPhoneに入っている書体から選べ、大きさ・位置・縁取りや帯も変えられます。動画に焼き込むほか、SRTファイルやテキストとしても書き出せます。
■ クリップごとに、音と色
クリップを選ぶと、音量・消音・フェードイン・フェードアウトを決められます。そのクリップだけの色も決められるので、違うカメラで撮った素材を互いに寄せられます。何も決めなければ、全体と同じルックで現像されます。
■ 仕上がりを見ながら、撮る
ルックを当てた画面のまま、写真も動画も撮れます(右上のカメラボタン)。比率と背景も撮影画面にそのまま出るので、1 : 1や白背景の仕上がりを想像しながらではなく、見たまま構えられます。横長の比率のときは本体を横に向けてください。横に構えると横長のフレームから切り出すので、縦のまま撮るより広く写ります。前後のカメラ、フラッシュ、倍率ボタンとピンチのズーム、タップで焦点、音の入切、操作を隠してシャッターだけにする表示。残すものは「撮影したままの素材と加工後」か「加工後だけ」を選べます。ルックは撮影のあとに書き出しで焼き付けるので、撮影したままの素材は購入の有無にかかわらずそのままの画質で残ります。撮ったあとも画面はカメラのままなので、続けて何枚でも撮れます。
■ 非破壊で、続きから
元のファイルは書き換えません。編集内容は自動で保存され、次に開いたときは最後の状態から続けられます。Undoは100段階。過去に編集した素材はサムネイル付きの一覧から呼び出せます。
■ 無料で使えるところ、有料で外れるところ
編集・プレビュー・全画面での確認・プリセット・配置・編集履歴は、すべて無料のまま制限なく使えます。無料の状態で制限されるのは書き出しのサイズだけで、長辺2048ピクセル・品質30%が上限です。
「元の画質での書き出し」(¥500の買い切り・1回だけ)を購入すると、写真も動画も素材と同じ画素数のまま書き出せます。月額料金はありません。機種変更や再インストールのあとは「購入を復元」から無料で戻せます。
■ 対応と制限
対応形式:JPEG・HEIC・PNG・TIFF・WebP・AVIFなど端末が読める静止画、各社のカメラRAW(ProRAW・DNG・ARW・CR2 / CR3・NEF・RAF・ORF・RW2など)、Rec.709のSDR動画、2〜65点の3D .cube。
未対応:HDR動画、Apple LogやF-Log2Cの直接読み込み、RAWでの撮影、RAWのまま書き出すこと。Log動画はSDRに変換してから読み込んでください。
撮影:写真はHEIC / JPEG、動画はH.264のMOVで1本10分まで。切り抜き・比率・背景は撮影時には当てず、撮った素材を読み込めば当てられます。
書き出し:写真はJPEG・HEIC・PNG、動画はMP4。位置情報と撮影メタデータは引き継ぎません。
文中のカメラ・フィルム・ソフトウェアの名称は各権利者の商標です。本アプリは各社と提携・後援関係のない独立した製品で、特定製品の色再現と同一の結果を保証するものではありません。
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October 21, 2026









