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About
同接十二人。うち三人は、たぶんお母さんの端末。
そんなVライバー「綿雲ぽふ」のマネージャーになって、家賃五万八千円のワンルームから、満員のライブ会場まで連れていく。
■ 配信は、ぽちぽちで盛り上がる
配信中に画面を叩くと、コメント欄が沸いて投げ銭が飛ぶ。ゲーム実況の日もあれば、お題を決めて話すおはなし配信の日もある。稼いだお金は事務所の資本金になって、マイクもアバターもスタッフも、ぜんぶそこから買う。
■ でも、ぽふは疲れる
もう一枠やれば次の機材が買える。でも、ぽふはもうくたくた。
押し切れば倒れて、しばらく配信はできない。稼ぎたい気持ちと、守りたい気持ちが、毎回ぶつかる。それがこの事務所のいちばん大事な仕事。
■ 配信の外にも、仕事はある
切り抜きのショート動画を出す。ときどきバズって、知らない人が押し寄せる。
コラボでは相手のVが部屋に来て、コメントが流れ、投げ銭も飛ぶ。話題を振り、相手を立て、切り抜きを撮って、場の空気をあたためる。
案件配信は、台本を読めば報酬、本音を挟めば常連が残る、その綱引き。歌枠は投げ銭が倍、そのかわり声の調子を水で支える。
どれも結果が読み物になって残る。
■ 再デビュー
ファンが一万人を超えたら、新しい名前と新しい姿で、もう一度十二人から。宝物をひとつ持ち越して、次の十万人は前より早い。本名を呼ぶのは、マネージャーだけ。
■ ふたりのおはなし
はじめての三桁、はじめての案件、はじめてのアンチ、銀の盾、ライブの告知。ファンが増えるたびに、事務所でのふたりのおはなしが進む。選んだ言葉で、ぽふとの信頼が変わる。
■ 閉じているあいだも
アプリを閉じても、ぽふは休みながら配信を続ける。戻ってきたら「おかえりなさい」と、留守のあいだの報告。
台詞はちいさな電子音で喋る。叩けば手に振動が返る。
かわいいドット絵と、ちいさな事務所の、長い日々を。
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What's New in ぽちぽち配信事務所
1.5.1
October 21, 2026
アプリを裏に回して戻ってきたとき、離れていたあいだのぶんが進むようにしました。1分以上あけると、そのあいだの配信の報せが出ます。 再デビューした月の決算で「ファン、減っちゃいました」と言っていたのを直しました。 セーブが読めなかったときは、元のファイルを消さずに別の場所へ残し、タイトル画面に一行でお知らせします。 おはなしの台詞もいくつか書き直しています。
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